イヴァン 「ああ、むこうでダベってる……ファック、くそ。 ……な、なんじゃこりゃ? あの連中、めんどくせえ縛り方しやがって……!」 ジャン 「あ……そっか、カラダうごかねーわけだ……」 イヴァン 「……クソ、無理に動くな、骨折れるぞ……。 クソ、シット……! ああいうダメ野郎どもに限って なんでこういうことだけ器用で情熱あんだよ……!」 ジャン 「う、ぅ……イ、ヴァン……くぅ、あ……」 イヴァン 「な、なんだ……? へ、へんな声出すなよ……」 ジャン 「うう、ちょ……っと……キツ、っ……あふ」 イヴァン 「な……す、すまん、どこか痛んだか?」 ジャン 「い、いや……ちが、う。その、それ……」 イヴァン 「あ……ああ、すまん、強かったか。 くそ……ナイフ、ファック、落としたか……?」 ジャン 「ふ、ぅあ……! いま、の—— 手が、手……お前が引っ張って、ロープ喰い込むと やべえ……声、でる……ビンビン、くる」
ジャン 「く、ふぅ……なん、だこれ……。 おまえに、触ら……チカラ、入れられただけで、ふ、 ふぅう……カラダぜんぶ、チ○コ、みてえ、やべ……」 イヴァン 「……クソ、この……こっちが—— おかしくなる、だろーが、この……ジャン、ばかやろ、 くそ、くそ……だったら……ッ……」 ジャン 「ふ……! ふぁ! ……さ、触……チ○コ……。 さわ……ってん、の……イヴァン、これ……? あ、うぅ、っ……やべ、それ、い……イッ……」 イヴァン 「……てめ、このやろ……でけえよ、このボケ……。 クソ、シット! だったら……ほら、この—— さっさと、ションベンでもザーメンでも……」 ジャン 「う、ぅうッ……あ、あ、イヴァ……ク、ぅう」 イヴァン 「こ、この……! なんで、こんな……。 ヤローのくせに、おかしいんだよてめえ、この、 ……俺に、センズリなんかさせやがって——」
ジャン 「わ、わ!! わああぁん、ひゃ、ヒャ! だ……だ、だあ! なにしてんだよう、数増えたし! つか……は、ハハ、ひゃ、キモチわるー! う……」 ジャン 「わ、あ……う、ウ……く、くそ、やべ……。 た、たのむ、止め……とめて、よ……う。うぅ! ひゃ、ひゃ、ハハ! くすぐって、う、ハ!」 ベルナルド 「あ、ああ……なんてことだ……! くそ、頭のおかしいドイツ野郎、こんなヒレツで 卑猥な装置を、よくもジャンに……!」 ジャン 「……ひゃは、ハ、くぅう、ハハ! て、てか! ベルナルドが……やったんじゃん、か……ひゃ、う! だ……だめ、やべ……ちょ……!!」
ジャン 「連合の田吾作どもが、ごていねーにこんなもんまで つくてくれやがったから、さ……。 もう逃げて隠れるのだけで必死ですよ、こっちは」 ルキーノ 「……ッ、あの汚い豚ども……! 手錠だと!? クソッ、鍵……く……どいつが——。 ……すまん、あとで外してやるからな、ジャン……」 ジャン 「ああ、すまねえ。たのむわ。 おかげで、カユイ背中もかけなくってさー。 ……でも、あんたが来てくれて——はあ、よかった」 ジャン 「……ホント、今度こそもうだめかと思った……」
ジャン 「…………って、なんのつもりだよ……?? ……ここから……出せって、ばよ……!」 ルキーノ 「……。……いや、いま出ると、その。 ……色々と説明が面倒だぜ——」 ジャン 「……〜〜〜!! ……ひゃ……!? う、うわ、ちょ、ルキ……! 髪の毛、なでんな……声、でちまうトコだった……」 カンパネッラ 「ん? 隊長、何か」 ルキーノ 「いや、なんでもない。煙草、どこだったかな……」 カンパネッラ 「あ! 隊長、火を——」 ジャン 「……ぶ……!! く、く、来んなあ……!!」
ジュリオ 「……あの、大丈夫ですジャンさん。 こいつらは蛇ですが、毒のないおとなしい種類で——」 ジャン 「だ、だいじょうぶ、じゃねえええ……!! は、はや……はやくとってくれよ!? ひゃ……ひ、ひは! やば、キモ……わわ!」 ジュリオ 「こいつらは……。 イメクラヘビモドキ、蛇と言うよりトカゲの仲間で、 暗いところに住んでいて眼と足が退化した——」 ジャン 「な、なんでもいいってばよ……! はや……。 ひゃ、わわ!! こ、この、わ!! こいつら……ヒャ、ど、どこに……ヒ、うわ!」 ジュリオ 「……ああ、ジャンさん……あ、あ。ああ……。 すみません、すぐに—— あ、そいつらは無害な爬虫類ですが……」 ジャン 「ひ、イッ!? うわ、この……どこ、潜って……!? う、う……ッ、ひゃ……!!」